別の機能語を使った例も挙げてみましょう。先ほどと同じ、4つの内容語を使った命題ですが、機能語だけを替えます。
ti cizra pendo bo ctuca mapku
{bo} という機能語は、その前後の内容語を、他の内容語よりも強く結びつけます。 つまり {cizra pendo bo ctuca mapku} という述語では、 {pendo bo ctuca} 「友達の先生」という部分が、他の内容語よりも先に1つのまとまりになります。
ですから、その前に出てくる {cizra} は {pendo bo ctuca} というまとまりを修飾します。 そして、{cizra pendo bo ctuca} 「変な[友達の先生]」というまとまりが、最後の内容語 {mapku} を修飾します。
この述語の修飾関係は、前節の {cizra ke pendo ctuca ke'e mapku} と同じになります。