第1回 la .lojban. ciste fi ma : ロジバンは何からできているの?

目次

音素の列
文の区切り
発音 : i e a o u

音素の列

Youtube : 第1回、 最初から

ロジバンは、音素(おんそ)という記号を、時間差で並べた列から構成される言語です。 音素とは、1つの言語の中で、同じ音だとみなされている発音の集まりです。

例えば、日本語の「はひふへほ」の子音に注意してみましょう。 標準的な日本語話者の発音では、「はへほ」の子音と「ひ」の子音と「ふ」の子音が、それぞれ違う発音になっています。 それでも、これらの「はひふへほ」の子音は、日本語では区別されず、同じ音素と見なされます。

このように、同じ音素と見なされるけれども、発音としては異なる音を、異音(いおん)といいます。

ロジバンでも、1つの音素に何種類かの異音が割り当てられているものが、結構たくさん有ります。 異音として認められている発音であれば、どの発音を使っても構いません。 ふつうは、話すときの前後の音素や、話す人の母語(子供の頃から慣れ親しんできた言語)によって、選ばれる発音が違ってきます。

話し手は、異音の中からどれを選んでも良いのですが、聞き手の方は、自分にとって耳慣れない発音でも、ロジバンの異音として認められている音であれば、ちゃんとロジバンの音素として、聞き取らないといけません。