今回もロジバンの二重母音ですが、前回と違って、 短く発音される {i} と {u} が他の母音の後に付くものです。 この形で二重母音になるものは、ロジバンでは4つだけあります。
ai ei oi | [aj] [ɛj] [oj] | {i} で終わる二重母音 |
au | [aw] | {u} で終わる二重母音 |
この4つの二重母音は、気持ちの表現のほかにも、いろんな表現で使われます。
この4つの二重母音を含む表現を、いくつか発音してみましょう。
cabdei (本日)
zdacau (やどなし)
ki'unai (にもかかわらず)
ro roi (毎回)
この4つの表現のうち、最初の2つは「単独で述語になれる単語」です。 この講座の第1回でもお話ししましたが、「単独で述語になれる単語」では、最後から2番目の音節に強いアクセントがあります。 二重母音は、音節の数としては1つ分とみなされます。 ですから、 {cAbdei}, {zdAcau} の {A} のところにアクセントが置かれます。