ロジバンの二重母音を練習しましょう。 前回は、ロジバンの6つの母音のうちの5つを練習しましたね。 その中の {i} と {u} という2つの母音は、その後にまた母音が続くと、短く発音されて、全体として二重母音になります。
iu io ia ie ii | [ju] [jo] [ja] [jɛ] [ji] | {i} で始まる二重母音 |
ui ue ua uo uu | [wi] [wɛ] [wa] [wo] [wu] | {u} で始まる二重母音 |
{ii} と {uu} の発音は、ちょっと難しいですね。 これらの二重母音では、先に来る {i} や {u} を、後に続く {i} や {u} よりも口を狭くして発音します。
この10個の二重母音のうち、 {iu} という音は、今回の第1節にも出てきましたね。 話し手の、「愛」「大好き」という気持ちをあらわす単語 {.iu} で使われていました。 これらの10個の二重母音は、それぞれ、 話し手の気持ちをあらわす単語を構成し、 単独でも「文」として認められる表現です。
ただし、これらの音素列を単語として扱う際には、注意すべきことが、1つあります。 「母音で始まる単語」の直前には、必ず {.} つまり「音のない瞬間」を入れるということです。
それでは、「音のない瞬間」がわかりやすいように、文の区切りの.iを発音してから、それぞれの二重母音の単語を発音してみてください。
.i .iu (愛する気持ち)
.i .io (尊敬する気持ち)
.i .ia (信じる気持ち)
.i .ie (賛成する気持ち)
.i .ii (怖い気持ち)
.i .ui (喜ぶ気持ち)
.i .ue (驚く気持ち)
.i .ua (見つけたという気持ち)
.i .uo (完成したという気持ち)
.i .uu (哀れむ気持ち)
気持ちをあらわす単語の使い方については、次回もう少し詳しくお話しします。