第2回 lojbo jufra : ロジバンの文

目次

文として認められる表現
呼びかけの表現
発音 : iu io ia ie ii ui ue ua uo uu

文として認められる表現

Youtube : 第2回、 最初から

ロジバンの文というのは、 {.i} で区切られるものですが、 {.i} で区切ることが許される表現、つまり「文として認められる表現」というのは、文法で決められています。 文として認められる表現は、大まかに分けると以下の3種類があります。

  1. 命題

  2. 呼びかけや気持ちの表現

  3. そのほか、質問の答になりうるもの

「命題」というのは、関係をあらわす「述語」というものと、述語によって関連付けられる「項」というもので構成されるのですが、これらについては第4回以降でくわしく考えます。

呼びかけや気持ちの表現には、出会ったときに相手に呼びかけて挨拶する表現 {coi} や、話し手の「愛」「大好き」という気持ちをあらわす {.iu} などが含まれます。 この講座の題名 {ko lojbo .iu} にも、 {.iu} が使われていますね。 呼びかけをあらわす {coi} や、気持ちをあらわす {.iu} は、単独でも文として認められる表現です。

質問の答になりうるものも、文として認められます。 例えば、日本語ですと、 「これいくらですか?」という質問に対して、 「198円」 と答えたりしますね。 ロジバンでは、このような数のほかにも、質問の答えとして認められている表現がいろいろあります。 何が質問の答になるかということについては、今後、疑問表現を勉強するときに、その都度お話ししましょう。

以上の3種類の表現は、単独でも文になりますし、 これらのいくつかを文法的に正しい形で組み合わせれば、長い1つの文を作ることもできます。